卵を育てるホルモン

ホルモンって何をしてるもの?

こんにちは。Gynecoスクール新潟校の小高翼です。

 

前回は「生理周期」についてお伝えしました。

 

生理周期にはたくさんの情報が隠されていましたね。



今日からは数回に分けて、大切な「ホルモン」のお話をしていきます。

 

人間の身体は内分泌系というホルモン分泌を使ったシステムによって

様々な調節が行われています。



ホルモンとは

生体の外部や内部に起こった情報に対応し

体内において特定の器官で合成・分泌され

血液など体液を通して体内を循環し

別の決まった細胞でその効果を発揮する生理活性物質

 

とされています。(Wikipediaより引用)

 

わかりやすく説明すると

 

身体の中で他の細胞に対して行われる命令伝達

 

といったイメージです。

 

卵子を育てる命令を出すホルモン

女性の身体にはいくつかの大切なホルモンがあります。

 

これらは生理周期の中で分泌量を上下させながら、身体をコントロールしてくれています。



まずは1つ目に

FSH(卵胞刺激ホルモン)についてのお話をしていきます。

 

脳下垂体から分泌されるFSHというホルモンは

 

「卵が大きく育つ」ように指令を出してくれています。

 

生理開始から卵胞(卵子を包む卵の殻)にはFSHが届けられ、

 

排卵に向かって卵子は成長していきます。

 

ホルモンは血流に乗って届けられます。

 

質の良い卵を作るにはこの期間の卵巣への血流を増やしてあげることが重要です

 

FSHの基準値

女性のFSHの基準値を参考に示します。

文献によって若干の上下差はありますので参考値としてご紹介します。(単位:mIU/ml


卵胞期 3~10

排卵期 5~24

黄体期 1.3〜6.2

閉経後 158以下

 

周期に合わせて変動していることがわかりますね。

また、閉経間近になってくると、FSHは高値になりやすくなります。

この辺りの理由はまた別の機会にお話できればと思います。

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

小高 翼

鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師(国家資格)

サッカーJリーグ アルビレックス新潟 元専属トレーナー

現在、Gyneco-Laboスクール新潟校の代表を務める他、

新潟県新潟市で、

整骨院・整体院

はり灸治療院

訪問マッサージ

骨盤ダイエットサロン の4院の代表を務める。

来院される方の90%が女性で

妊活から産後ママ、美容痩身まで女性のヘルスケアサポートを専門としている。

自院のスタッフ構成も90%が女性であり。女性の活躍推進にも注力している。

また、プロスポーツ選手から脳卒中のリハビリまで豊富な臨床経験を持ち、

その知識経験を後輩セラピストに伝えている。