基礎体温の測り方
まず初めに基礎体温の測り方を簡単に説明します。
測り方一つで体温に差が出ることがあるので
毎日同じ測り方で記録をしましょう。
1、婦人体温計を用意する
通常の体温計と違って小数点以下2桁まで計測が可能です。
最近ではアプリと連動させられるものもありますので
好みのものをドラックストアなどで探しましょう。
2、就寝前に枕元に準備する
目が覚めたらすぐに測れるように
手の届くところに用意しておきましょう。
3、朝一番に体温を測ります
目が覚めたら身体を動かさず寝たままで測定をします。
朝はできるだけ同じ時間に測るのが望ましいです。
体温計は口の中の舌の裏側に入れ計測します。
下の裏には筋があるので
左右どちらで測るかをあらかじめ決めておきましょう。
4、記録する
妊活を頑張れている方は目安として
記録しておくと良いでしょう。
タイミングを取る際の参考になります。
神経質になりすぎず気軽に計測してみてください!
体温だけで判断はできませんが
排卵時期を予測するために必要な材料の一つです。
低温期と高温期
女性の体温は大きく分けると
低温期と高温期の2層に分かれます。
基本的には生理開始から排卵までの間は低温期
排卵から次の生理開始までを高温期と呼びます。
低温期の間は卵巣の中で卵胞が育つ期間です。
この時期にしっかりと体温が下がることで
エストロゲンの出が良くなり卵胞がスムーズに成長します。
低温期の理想的な体温は36.2度です。
ホルモンを変換するための酵素の働きが良くなるからです。
高温期では妊娠を維持していくための
プロゲステロンというホルモンが活発になります。
また排卵にいたらなかった卵胞は消され
次の周期に卵巣が働けるように準備をしていきます。
36.7度以上を目指していきたいですね。
高温期に関しては上がれば良いという問題ではありませんが
低温期と高温期の差があるのはとても理想的です。
安定してくると妊娠まであともう少しです!
卵の質を上げる体温とは?
妊活をしていると気になるのは卵の質!!
体温にも卵の質を上げるための秘密があります。
低温期と高温期のお話でも簡単書きましたが
さらに詳しくみていきましょう。
今回は「低温期」に注目していきます。
低温期は卵胞が育つ期間と言いましたが
卵巣内では常に卵胞が成長を続けています。
1つの卵胞が原始卵胞から排卵できる大きさになるまでには
100日〜120日かかると言われています。
1回の周期で排卵できる卵子は1〜2個で
主席卵胞と呼ばれるものです。
同時にいくつかの卵胞が育っていて
その中で勝ち抜いた卵胞が主席卵胞というわけです。
また育っていく過程で
ホルモンや栄養が血液にのって卵胞へと運ばれます。
このホルモンがアロマターゼという酵素によって変化するのですが
アロマターゼは体温によって働きが大きく変わります。
アロマターゼが最も働く温度が36.2度です。
そのため低温期の体温が36.2度に近づくと
卵胞の育ちがスムーズになり卵の質が上がるのです。
基礎体温をつけてみて
低温期が安定しないという方は一度ご相談くださいね。