こんにちは。Gynecoスクール新潟校の小高翼です。
前回は「FSH(卵胞刺激ホルモン)」についてお伝えしました。
「卵が大きく育つ」ように指令を出してくれているホルモンでしたね。
今日は「エストロゲン」のお話をしていきたいと思います。
エストロゲンのお話
月経が開始されると、FSHが卵巣に働きかけて
卵胞が発育し始めて、卵胞からエストロゲンが分泌されます。
エストロゲンにより子宮内膜が増殖して厚くなり、受精卵を迎える準備が始まります。
また、排卵に向けてゼリー状のよく伸びるおりものを分泌させて、精子を受け入れやすい状態にしてくれます。
エストロゲンの種類
エストロゲンは卵胞の成長とともにに作られるため、「卵胞ホルモン」とも呼ばれます。
エストロゲンには
エストロン(E1)、エストラジオール(E2)、エストリオール(E3)の3種類があります。
性成熟期(思春期と更年期の間)に働くエストロゲンは主にエストラジオールです。
婦人科での血液検査項目でも、エストラジオール(E2)という名前を見たことがある方も多いのではないでしょうか?
E2の基準値
女性のE2の基準値を参考に示します。
文献によって若干の上下差はありますので参考値としてご紹介します。(単位:pg/ml)
卵胞期 28.8~196.8
排卵期 36.4~525.9
黄体期 44.1〜491.9
閉経後 47.0以下
閉経後はエストロゲンの分泌が減少していきます。
これによって起こるのが「更年期障害」です。
エストロゲンは、女性としての機能についてとても多くの役割を持っています。
そのエストロゲンの急激な減少が身体に大きな影響を与えていきます。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
小高 翼
鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師(国家資格)
サッカーJリーグ アルビレックス新潟 元専属トレーナー
現在、Gyneco-Laboスクール新潟校の代表を務める他、
新潟県新潟市で、
整骨院・整体院
はり灸治療院
訪問マッサージ
骨盤ダイエットサロン の4院の代表を務める。
来院される方の90%が女性で
妊活から産後ママ、美容痩身まで女性のヘルスケアサポートを専門としている。
自院のスタッフ構成も90%が女性であり。女性の活躍推進にも注力している。
また、プロスポーツ選手から脳卒中のリハビリまで豊富な臨床経験を持ち、
その知識経験を後輩セラピストに伝えている。