お酒と肝臓

こんにちは。

枚方市と高槻市でジネコ整体スクールを開講している鈴木です。

①妊活中のお酒

「妊活中のお酒はNG?」という質問は度々あります。

妊活中でも息抜きがしたい時ってありますよね。

 

結論から言うと飲んではいけないわけではありません。

 

しかしお酒によって身体にはどのような影響があるのかを知り

量を減らしたり、ご褒美程度に楽しめると

妊娠への近道となります。

 

お酒を飲むと肝臓に運ばれ

アルコールの分解をしていきます。

 

日本人はこの分解をする酵素が

元々少ない方が多く

分解に時間がかかるため

肝臓への負担が大きくなってしまいます。

 

肝臓には異化(分解や解毒)と同化(タンパクの合成)の

2つの働きがあります。

 

異化の働きが忙しくなると

同化の機能が停滞してしまい

妊活にとても重要なタンパク質が不足してしまいます。

 

タンパクが不足してしまうと

卵子の材料が足りず育ちが悪くなったり

内膜が厚くならないといった問題が出てきます。

 

肝臓を正しく機能させることは

妊活にとってとても重要なため

お酒の取り方には注意が必要です。

 

②肝臓を休めるために

上記で説明したように

肝臓にとって最優先となる働きが解毒です。

 

アルコール、薬、添加物といった物質が

肝臓へと運ばれてくると

肝臓は大忙しとなります。

 

また肝臓は様々な臓器の司令塔でもあるため

処理するものの量が多ければ多いほど

負担は増えるため

忙しさに耐えられなくなると

胃腸の働きを止めてしまうことにつながります。

 

胃腸の働きが悪くなれば

消化や吸収能力が低下し

また肝臓に負担がかかるという

悪循環に堕ちってしまいます。

 

しっかりと栄養を吸収し

同化(タンパクの合成)が行えるように

アルコールや余分な薬の量を減らす

努力が必要です!

 

生理痛や頭痛でお薬をよく飲む方などは

体質を整え改善をしていくことが

肝臓にとっても妊活にとっても重要となってきます。

 

③足し算ではなく引き算をしよう

今回は足し算ではなく引き算がポイントです!

体質改善をするとなると

どんな食べ物を食べたら良いか?

どんなサプリメントを取ったら良いか?

といった質問を多くいただきます。

 

もちろん質の良いものを取り入れることも大切ですが

肝臓の状態や胃腸の状態が整う前に

足し算をしても身体が追いつかないことがあります。

 

なので今回はアルコールのような

肝臓の負担となるものを

引き算してみましょう!!

 

いつもよりも量を減らすことにより

肝臓が他の働きに力を注ぐことができ

同化もスムーズになていきます。

 

足すことでエネルギーが

生まれやすいように感じますが

意外と引き算が重要で

上手に引き算ができると

効率よく身体を働かせることができますよ。

 

美味しいお酒ですが

ご夫婦で休肝日を決めたり

大切な時期は控えるなどして

身体を良い状態に保っていきましょう!

鈴木 愛理

鍼師 灸師 (国家資格)

 妊活・婦人科系に特化した女性のための鍼灸師 大阪・枚方の不妊専門鍼灸院でのべ1万人の患者様を施術。 週4日勤務で毎月売上120万円達成。

 現在はたまご堂高槻院で院長を勤める。 自身も強い生理痛に長い間悩み 不安だった経験から 同じような思いをしている方の 助けになりたいと思ったことをきっかけに 妊活・婦人科という専門分野の治療を行なっています。

 学生から40代の幅広い世代の女性がが通い 安心して治療を受けられるよう心がけています。 妊活の分野ではご夫婦で妊娠に向かっていけるよう 男性に対するアプローチも行なっています。

現在はGyneco-Laboスクール部門での、 技術を指導する講師として活躍中。