骨盤ってどんな構造?
こんにちは。ジネコスクール新潟校の小高翼です。
「私の骨盤、歪んでますか?」
当院に初めていらっしゃる方のほとんどが仰るフレーズです。
世の中の多くの女性が気にされていることの1つだと思います。
今日は全身に影響を与える骨盤についてお話していきます。
骨盤は腸骨・坐骨・恥骨・仙骨が結合して構成されていて、
ボウル型の構造をしています。
骨盤の中には筋肉や血管、神経が通過する他
腸や子宮・卵巣といった内臓が詰まっています。
骨盤は前後左右に傾けたり、捻ることができますが
身体の重心は仙骨の少し前方に位置しているので
骨盤の歪み=身体の重心がズレること=全身のバランスが崩れること
とも考えることができます。
骨盤が歪むと〇〇になる!?
では、骨盤が歪むとどんな影響があるのでしょうか?
例えば、骨盤が後ろに傾くと
背中は後ろに引っ張られて丸まります《円背・猫背》
↓
重心バランスをとるために首は前方に突き出ます《ストレートネック》
↓
上半身を安定させるために
下半身はガニ股になります《O脚・膝への荷重増大》
イメージするなら
背中の曲がったおばあちゃん でしょうか。
さらに
骨盤を安定させるための腹圧(インナーマッスル)が働きづらい姿勢になることで
《ぽっこりお腹》になるかもしれませんし
また
骨盤内の筋肉の働きが低下することで 血液循環が悪くなると
子宮・卵巣への血流が低下して《不妊症・月経不順》の原因になるかもしれません。
まだまだ話せそうですが、また別の機会にお話します!
骨盤の歪みを改善するには
骨盤の歪みを取るにはいくつかのポイントがあります。
◉骨盤に付着する筋肉の緊張を緩める
◉骨盤を支える筋肉の使い方を身体に学習させる
◉体重が増え過ぎていたら減量する
その中でも
私は普段の生活での姿勢が最重要だと考えています。
今回は【座り方のポイント】をお伝えします!
① 座面に左右の坐骨(お尻の骨の出っ張り)が垂直に当たっている
② 腰が丸まっても反ってもいない
③ おへその下部あたりに力がかかって、腹圧で身体を支えている
④ 頭が胴体の真上に乗っている
この4つを確認してみましょう!
産後の女性は特に妊娠中にお腹を支えるために
崩れた重心バランスを身体が記憶してしまっていることがあるので
早期に改善することをオススメしています。
日常生活の姿勢、気をつけてみてくださいね!
小高 翼
鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師(国家資格)
サッカーJリーグ アルビレックス新潟 元専属トレーナー
現在、Gyneco-Laboスクール新潟校の代表を務める他、
新潟県新潟市で、
整骨院・整体院
はり灸治療院
訪問マッサージ
骨盤ダイエットサロン の4院の代表を務める。
来院される方の90%が女性で
妊活から産後ママ、美容痩身まで女性のヘルスケアサポートを専門としている。
自院のスタッフ構成も90%が女性であり。女性の活躍推進にも注力している。
また、プロスポーツ選手から脳卒中のリハビリまで豊富な臨床経験を持ち、
その知識経験を後輩セラピストに伝えている。