こんにちは。ジネコスクール京都校 講師の今井隆裕です。
前回は、普段当たり前にしている「呼吸」に関してお話させて頂きました。
よければ前回の「呼吸は○○にも△△にも大切だった‼」もチェックしてみてくださいね ♪
さて、今回は前回の呼吸に関してもう少し深堀してお話したいと思います。
今回もお付き合いください。
呼吸は○○の源‼
呼吸をする事で酸素を取り込み、二酸化炭素を吐き出します。
酸素が入り細胞まで届く事で身体の臓器が正常に働くのです。
ここまでは、みなさんが知っている事だと思います。
酸素が血液で送られ細胞に届くとどうなると思いますか?
細胞に送られた酸素は、細胞内にあるミトコンドリアによって
水と二酸化炭素に分解され、その時に ATP というエネルギー(熱)が作られます。
つまり、呼吸が浅いと知らず知らずのうちに細胞へ届く酸素が不足して、
エネルギー(熱)を上手く作り出せなくなります。
するとどうでしょうか?
エネルギー(熱)が少ないという事は車でいうガス欠に近い状態で生活しているようなもの。
うまく身体も機能しなくなり体温も低くなりやすくなります。
妊活で頑張っている方にとって体温が低くなるのは問題ですよね。
ここまでは、西洋医学(生理学)的な見方で説明させて頂きました。
では、東洋医学から見るとどうでしょうか?
東洋医学からみる呼吸の大切さ
東洋医学では、気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)と三大要素で身体は成り立っていると言われています。
細かく説明するとキリがないので割愛しますが、
気とは、わかりやすく言えば「生きて行くためのエネルギー」と思って頂ければいいと思います。
この気は「先天性の気」と「後天性の気」に分けられます。
「先天性の気」は、生まれ持ったものなので変えれることはできません。
しかし、「後天性の気」は食物の摂取、呼吸などから作られていきます。
呼吸が浅くて少ないと作り出されるエネルギーが少なくなる‼
という事になってしまいます。
こうみると、西洋医学でも東洋医学でも呼吸の大切さがわかると思います。
呼吸の仕方も大事‼
日頃無意識で呼吸している場合は「胸式呼吸」をしている方が多いはずです。
吸えば胸が膨らむ呼吸の仕方の事です。
それが悪いわけではありませんが、どうしても姿勢(猫背)などの影響で浅い呼吸になってしまいが ちになります。
そこで妊活中の方やなかなか睡眠の質が良くない方には「腹式呼吸」をオススメしています。
腹式呼吸は横隔膜を上手く使って呼吸をする方法で、吸えばお腹が膨らむ呼吸の仕方です。
腹式呼吸は、自律神経を調整し副交感神経を優位にする働きがあるので、リラックスしやすい状態に なります。
リラックスするという事は全身の緊張を和らげる効果が期待できるのです。
次回以降は、腹式呼吸をするとどうなるのか?などをもう少しお話したいと思いますので、次回以降もお楽しみに♪
今回の情報はお役に立てたでしょうか?
あなたが健康で元気になって頂く事が私たちの喜びです。でも、あなたのご家族やお友達などは違う事で身体について悩まれているかも知れません・・・。
そんな時にあなたのアドバイスや技術で笑顔にしてあげる事ができればどうでしょうか⁉
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ご興味のある方は是非お問合せください。あなたの第一歩を私たちは応援します‼
今井 隆裕(いまい たかひろ)
鍼師、灸師(国家資格)
中安外科医院 リハビリ部門主任、JRA 出張施術部門主任として勤務の後、西洋医学と東洋医学の知識と技術を用いる事で、女性の為の美と健康の身体のケアと心理カウンセラーとしてのメンタルケアをサポートしながら、一人の子供の父親として育児や妊活で悩んでいる女性のアドバイス・サポートを行っている。
現在、 Gyneco-Laboスクール部門京都校で技術を指導する講師として活躍中