はじめまして、兵庫県尼崎市で”女性が選ぶセラピストスクールNo1”「ジネコラボスクール兵庫校」を
開講している吉田英敏です。このスクールでは女性のライフサイクルを支えるセラピーを東洋医学と西洋医学の
両方から学ぶ事が出来ます。
当スクールは全国で11校あるスクールで、兵庫県でこのセラピーを学ぶ事ができる唯一のスクールです。
東洋医学には体の状態を知る為の診断方法が色々あります。
それぞれを診て体全体の状態を把握して治療法などを決めていきます。
東洋医学では、望・聞・問・切(ぼう・ぶん・もん・せつ)という問診の仕方があり、それぞれ望診、聞診、問診、切診と呼び、これを四診法といいます。
その中でも、望診の1つである舌診と、切診に含まれる脈診と腹診をご紹介します。
1.舌診〜ぜっしん〜
皆さんは自分の舌をじっくり見たことはありますか?他人の舌はなおさら見たことがない人が多いと思います。
舌の色、大きさ、形、舌の表面につく苔などで、その時の健康状態を確認できます。
正常な舌は淡い紅色で、うっすらと白い苔が生えています。
食事をすると舌に色が付いてしまうので、食事前にチェックしてみましょう。
・赤みが強い、苔が少ない又は無い、ひび割れしている→身体が熱を持っている
・ぼってりと分厚い、舌の両側に歯形がついている→新陳代謝が低下、むくみ
・白い苔がべったりついている→水分過多、むくみ
・黄色い苔がべったりついてうる→水分過多、熱
2.脈診〜みゃくしん〜
脈は今の体の状態を表しているので、脈をみることで体の状態を把握することができます。手首の親指側に3本の指をあててみていきます。脈に触れることで、拍動の強い弱い、浮いている沈んでいる、速い遅いなどや、どの指に一番脈が触れているかなどによって、体調や体質を診ることができます。
いくつか脈の種類をご紹介します。
・弦脈(げんみゃく):弓の弦を弾くような、はっきりと拍動を指に感じる脈です。緊張していたり、痛みが強い時などによくみられます。
・滑脈(かつみゃく):お盆の上を玉がコロコロ転がるような脈です。体の水分が滞っている、むくみのある人、妊娠中の人などにみられます。
・数脈(さくみゃく):一呼吸で5回以上拍動を感じる早い脈です。熱のある時や運動時などにみられます。
3.腹診〜ふくしん〜
東洋医学では、お腹を触ることで体のどこに不調があるのかを診ていきます。皮膚の状態がしっとりかカサカサか、温かいか冷たいか、硬いのかやわらかいのか、緊張具合、痛みや抵抗感などを確認します。
例えば、おへその左下を押さえると痛かったり抵抗感のある場合は少腹急結(しょうふくきゅうけつ)といって、瘀血(おけつ)の症状です。血流が悪く滞っている状態なので、手足が冷えたり、頭痛や肩こり症状、老廃物も溜まりやすくなります。生理痛が重かったり、経血に塊が出たりします。
他にも、お腹がパンパンに張っている太鼓腹は実証(じっしょう)、プヨプヨで力がないのは虚証(きょしょう)といって、ぱっと見は同じでも触ってみると違いがあり、治療も変わってきます。
ちょっと難しく感じたかもしれませんので、もっと簡単に分かる方法として、
ご自身の脈を触ってみて、単純に強いか弱いかが分かるようになるだけでも十分です。
ですから、ご自身の脈を触って感覚を練習するのも良いですよ^^
吉田英敏 : Gynecoスクール兵庫校
鍼師 灸師 柔道整復師(国家資格)
妊活・婦人科系から産後まで女性に特化したトータルケアの専門治療院を兵庫県で2院開院。また、自律神経調節も得意としており、不眠症に悩んでいる方などに多くの支持を得ております。
「妊活に悩む方のサポート」
「産後の不調に悩む方のサポート」
「自律神経系に悩む方のサポート」
の専門家として同業者向けセミナーや、一般向けのセミナーなども開催。
ラジオで妊活への想いなども語っております。
現在、 Gyneco-Laboスクール部門兵庫校で技術を指導する講師として活躍中